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医療コラム

内視鏡へのこだわり②-炭酸ガスで内視鏡?

当院では、従来の苦しくてつらい内視鏡検査(胃・大腸)からの脱却を図るため、いろいろな工夫をしています。
代表的なものは以前にもブログに書きましたが、眠っている間に楽に検査をする方法です。

当院を訪れる患者様達から、

・こんな方法があるなら年に1回検査を受けてもいいですね!
・これから検査が始まると思っていたら終わっていてびっくり!

など、大好評を頂いております。

こだわり続けている、そんな内視鏡検査でも、まだ欠点があったのです。
それは、検査後のお腹の張りです。検査中に相当量のガスで胃腸を膨らめて検査を行うため、検査後にガスが胃腸内に残って何ともいえないお腹の張りが残るのです。ゲップやおならが出れば少しずつ楽になりますが、検査後数時間~半日くらいは何となく嫌な感じが残ってしまっていました。
検査時間を短縮したり、ガス量を少なくしてしまえば検査の質が落ちてしまいます。
正直なところ、一番の悩みの種でした。

 

それを解決する方法がついに出来たのです。それは炭酸ガスを使って内視鏡検査を行うことです。
皆さんも炭酸飲料を飲まれると思いますが、そのときに発生するのが炭酸ガス(二酸化炭素)ですので人体への影響は極めて少ないものです。炭酸ガスは水に溶けやすく、人体に吸収されやすいという特徴を持っています。
炭酸ガスを使うことで、検査後に残ったガスが人体に吸収され呼気中から排出されることで、ゲップやおならといった形で人体の外に出さなくても、早期にガスが吸収されてお腹の張りがとれると言う訳です。

炭酸ガスの入った湯(炭酸泉)は血行を促進して疲労回復によいなどといわれ、入浴剤の中に含まれたりして炭酸はいまや色々な領域で使用されています。
安全な炭酸ガスの使用で一段と検査は楽になることと思います。
当院では、まだまだこれから、内視鏡検査が楽に受けられるような努力を続けて参ります。

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