幸田クリニックホーム>診療案内>ピロリ菌検査・除菌治療

ピロリ菌検査・除菌治療

ピロリ菌検査・除菌治療

胃の中にいる細菌で胃の粘膜に生息しており、胃がんや胃・十二指腸潰瘍の原因として知られています。ピロリ菌を除菌することで、将来的な胃がん発生抑制、胃・十二指腸潰瘍の再発予防が可能となります。
まずは検査でピロリ菌を確認し、感染が確認されたら、除菌治療を行うことをお奨めします。

ピロリ菌の検査方法

ピロリ菌感染を調べる方法には、全部で4種類あります。いずれの検査も、内視鏡検査を行った後に検査した場合は保険適応となります。内視鏡検査は希望されず、ピロリ菌検査だけをご希望の場合には自費診療となってしまいます。

  1. ピロリ菌抗体(血液検査・尿検査でピロリ菌の抗体価を調べる)
  2. ピロリ菌抗原(便を提出してもらい便中のピロリ菌抗原を調べる)
  3. ピロリ菌そのものをチェック(内視鏡検査時に組織を採取し、組織中のピロリ菌を調べる)
  4. 尿素呼気試験(錠剤を飲んで風船を膨らませる検査)

ここでは、最も信頼性が高い尿素呼気試験の方法について紹介します。

尿素呼気試験は、検査薬を飲む前と飲んだ後の呼気を調べてピロリ菌感染の判定をします。

イラスト:呼気を採取する。

呼気を採取する。

イラスト:空腹時に水100mlとともに薬を飲む。

空腹時に水100mlと
ともに薬を飲む。

イラスト:5分ほど横になる。

5分ほど横になる。

イラスト:15分ほどすわる。

15分ほどすわる。

イラスト:呼気を採取する。

呼気を採取する。

ピロリ菌除菌治療

胃酸分泌抑制薬1種類と抗生剤2種類を1週間服用することで治療します。抗生物質にアレルギー歴のある方などは治療ができない場合があります。どういったお薬でアレルギーが出たかなど、解る書類があれば持参していただけると助かります。
ボノプラザンという胃酸分泌抑制薬を使用した場合、一回目の治療(一次除菌)の成功率は90%程度です。100%成功するわけではないので、除菌終了後、4週以上経過した時点で、尿素呼気試験を行って除菌判定を行います。
もしも除菌できていなかった場合には、抗生物質を変更して二回目の治療(二次除菌)を行うことができます。二次除菌の成功率は95%程度です。除菌判定の方法は、一時除菌のときと同様です。
抗生物質を服用するので、下痢になる方がいますが、服用を中止せざるを得ないような重度の症状が出ることは、ほとんどありません。

保険適用となる疾患

  1. 慢性胃炎
  2. 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  3. 胃MALTリンパ腫
  4. 早期胃がんに対する内視鏡的治療後
  5. 特発性血小板減少性紫斑病

※1~4については、胃カメラ検査での診断が必要となります。

ピロリ菌検査の予約方法

053-426-2000
休診日
木曜日・日曜日・祝日

予約は月・火・水・金・土の午前8時30分から11時30分まで30分刻みで可能です。1日の検査数は4名までとさせて頂いております。そのため、予約状況によってはご指定の日時が取れない場合がございます。日程に余裕を持ってご連絡ください。

お問い合わせはこちら

053-426-2000

休診日
木曜日・日曜日・祝日