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医療コラム

拝啓 胃がん検診を受けていない皆様

皆さんの胃腸はカイチョー♪(快調)ですか?
このコラムをご覧になる方は、健康意識が高く胃がん検診を毎年受けている人が多いかもしれません。

一方で、一度もやったことがない、検査で凄く苦しい思いをして以来受けていない、勤めを辞めてからはしばらくやっていない、といった人も少なくないと思います。
受けない理由、そこにはそれなりのデメリットがあるからだと思います。
5分くらいの検査のために半日潰れる、がんだったらという不安、検査による苦痛·費用負担·偶発症(検査をして具合が悪くなる)など、考え出すと結構多いものです。
「苦痛」に関しては、鼻からの内視鏡や鎮静剤を使った内視鏡などが普及して改善していると思いますが、「時間」「費用」「偶発症」に関しては、検査方法が根本的に変わらない限り軽減することは難しいでしょう。
こうしたデメリットを考えたら、やみくもに検診を受けるというのではなく、ご自身の胃がん発生リスクを知ったうえで検診を受けるかどうか考えるというのが真っ当な思考かもしれません。
そうした皆様には、胃がんリスク検診というものを生涯に一度受けることをお奨めします。

この検診は、血液検査でペプシノーゲンと血清ピロリ菌抗体価を調べ、受診者の胃がん発生リスクを4段階(A~D群)に分類。
A群はピロリ菌感染がなくリスクがほぼゼロ、B群・C群・D群はピロリ菌感染の可能性がある人で胃炎の進行度合いによって判別され、年の胃がん発生率はB群0.1%、C群02%、D群1.25%とA群に比べ高いことが明らかになっています。
A群の人に受診はお奨めしません。でもB群~D群になった人はぜひ、胃がん検診を受けてみてはいかがですか?

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